<< 作成日時 : 2008/03/14 07:30 >>
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現在のAV業界は、女優の年代別に考えると、ほぼ二派に分かれている。少女のような風貌の「ロリ系」と、30代後半から40に手が届かんとしている、もしくは実際に越えていたりもする「熟女系」。それ以外の年代の女優は売れない、仕事がないといわれ、いわゆる「痴女もの」と呼ばれるジャンルの作品でしか活路がないとまでいわれている。 そんな風潮に待ったをかけ、自らの作品で世に疑問を提示したのが、以前、独女通信で独自の視点から読者に美しい熟女になるための方法を語っていただいた、AV監督の溜池ゴロー氏。溜池氏はそれまでロリ系一辺倒だったAV業界に、熟女ブームをもたらした人物であることはそのときにも書いたが、どうやらまた新たなブームを作ろうとしている様子!? いわく、 「AV業界では28歳過ぎたら熟女っていわれるけど、それにしたってあまりにも間がないじゃないかと。ふとそんなふうに思ったときに、昔『にっかつロマンポルノ』で、僕がいちばん好きだった風祭ゆきさんという女優は、全盛期は25歳だったことを思い出したんです。それと、童貞時代、憧れの先生が2人いたんですけど、2人とも27歳だったことも」 溜池氏にとって、間の世代、つまり20代の半ばから30代になる前の独身の女性たちは、童貞時代の憧れの的だった。いや、自分だけでなく、本能的にはすべての男性が憧れる年代なのではないかと、溜池氏は言う。 AVに出演する、しないに関わらず、その世代の女性たちの輝きを知っている溜池氏が彼女たちに言いたいのは「自分の若さを否定しないでほしい」ということだそうだ。 「みんな26とか27ぐらいになると、『自分はもう若くないから……』って、口に出して言いますよね。いや、全然そんなことはない。十分若いから。もちろん肉体的にも非常に若いです。 だけど、言ったら本当に若くなくなる。もう無理だと思った瞬間に、本当に無理になってしまうから。自分で自分を暗示にかけてしまうわけです」 かと言って無理に若作りしてもいけない。例えば27歳だったら27歳という年齢の特性や良さがある。そこに10代のようには若さはないが、しかし年寄りではないという、それだけのことだ。 「女性に年齢は関係なく、いきなり若くなったりするし、逆にいきなりおばちゃんに変身することもあります。この仕事をやっているとすごくわかるんだけど、男は年相応にしか変われない。例えば30歳で莫大な財をなしたという人を見て、『年の割にしてはしっかりしているな』とは思えても、でもやっぱり30歳なんだなと思うことがある。しかし女性は、年に関係なく大人だなと思わせる人がたくさんいて、40歳でも若いなっていう人もいるし、20歳でもおばちゃんだなっていう人もいる。女性のほうが個人によって変化の違いが大きいし、年齢は関係ないと思う」 特に、AV撮影の現場でそう思うことが多い。女性が変わるのは、特に、自分に自信を持ったときだ。それまで顔に自信がなかったという女性が、きれいにメイクをしてもらって作品に出演する。それを見た本人は「私がこんなにきれいだったなんて」と驚嘆する。それまでセックスで感じたことがないのがコンプレックスだった女性が、作品の中でやっと満足できるセックスをし、女としての自分に自信を取り戻す。 「そういう人は次に会ったときに『誰でしたっけ?』っていうぐらいにきれいになっていて(笑)彼氏ができていたりするんです」 AV業界だから例が特殊なのでは……と思われるかもしれないが、決してそんなことはないという。 「もちろん、普通に働いている女性から見たら状況が違う例かもしれません。でも、ある程度年をとって、自分が女性としてどうかなぁって疑問を抱いてしまったときにまず言えることは、『絶対に大丈夫』ということ。理由ですか? ないです(笑)。 自分はモテないとか、Hが気持ちよくないとかの理由に、何か大きな欠点があるんじゃないかって不安に思うことがあるかもしれないけど、そういうことじゃないんですよ。100人いれば100通りの個性があって、自分だけに通じる幸せへの手段っていうのが必ずあるんです。もう若くないからとかってウジウジしていたら、本当にもったいないですよ。30でも40でも、自分はこれからだって思っている人は、年齢関係なく若く見えるし輝いて見えますよね」(早川舞)