<< 作成日時 : 2008/03/28 07:39 >>
ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0
京セラドームでの阪神の最終調整。取材しながら我がトラ番連中は複雑な心境だった。 少し説明します。サンスポの多くの読者にとって昨日(27日)の1面トップは新井選手と岡田監督が西宮神社でお神酒をいただいている紙面でございました。しかし…早朝のニュース番組、特に人気の『朝ズバッ』で司会のみのもんたさんがサンスポを大写しにして「松井が結婚!? サンスポやったねぇ」と大声で叫んでいたのをご覧になった方も多いハズです。新井選手が巫女さんからお神酒をついで貰っているから“新井結婚”か。松と新の間違いじゃないのかしらん。いや、新井には夫人と2人の坊やがいるのだ。あのゴジラ松井がついに独身おサラバなのだ。 「実はなぁ、記事が入電したのが深夜や。それでぎりぎりの“おっかけ”で紙面を変えたから『松井結婚』のニュースは地方の読者には残念ながら伝えられんかった…」と編集統括の運動部長植村徹也はいう。これにも事情があり“完全スクープ”(1紙だけの特ダネ)の場合はぎりぎりまでめん密に紙面を作るために早い版からド派手に報道することはしない。それで読者の皆様のお手元に届いた紙面には『松井結婚』ではなかったケースもあったのです。 でも、まぁニュースとなると女房子供を質に入れても飛びつく越後屋部長だから無茶苦茶上機嫌なのはいうまでもない。ドサクサにまぎれてちょっと自慢させてもらうとスクープした記者阿見俊介は99年の巨人番で、この時のG番キャップが現大阪運動部デスクの伊藤英慈。この伊藤が実は「おまえは松井選手を徹底してマークしろ。よけいなことは考えるな!」とケツを叩き倒した。ところが阿見は2000年に大阪転勤となり、今度はトラ番。かわいそうに、この時のトラ番キャップがゴリラ…稲見誠(現デスク)である。これがまた血も涙もないからしごきにしごかれた。そしてほうほうの体で東京本社に逃げ帰り、ヤンキース入りした松井担当になった。 で、ニューヨークばかりに出かける。当然、「松井選手の結婚は他紙に抜かれたらマンハッタンから飛び降りろ。高い出張費を何だと思っていやがる」とまで脅かされ、プレッシャーをかけられていた。 そして…この朝からテレビが“後追い”するという独走スクープ。越後屋のボルテージはもう最高潮だ。「高橋尚子が東京国際−大阪国際−名古屋国際と3大ツアー出場(22日付最終面)もウチだけの特ダネや。そして松井の結婚…さぁ次はトラ番連中の番やぞ!! おい、今日はトラ番全員集合や!」と大号令。 これで読者の皆様は冒頭に書いたトラ番たちの“複雑な心境”の理由がわかったでしょ。サンスポが光り輝いたのは仲間としてうれしい。結婚のニュースとしては『長嶋、五輪の恋』と並ぶ。衝撃度と話題性においては本紙が抜いた『阪神監督に星野仙一氏』以来であります。 「でもねぇ…」とキャップ大沢謙一郎とサブ野下俊晴は口ごもりながら異口同音に「今夜の会議は徹也(植村部長)で徹夜になりそうデス…」−。